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反省的家族論(POD版) (単行本)

カウンセラーが語る「私」の原体験

反省的家族論(POD版)

カウンセラーが語る「私」の原体験

著者 菅野 純
ジャンル 心理学 > 心理学読み物
プリント・オン・デマンド(POD)
書店発売日 2015/09/16
判型・ページ数 226ページ
定価 2,200円(税込)
フォーマット 価格
単行本 定価2,200円(税込)
電子書籍 -

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目次

 1愛情配分と自己実現
 2不幸の耐え方
 3家族の中の「他人」
 4家族の「たたかい」(1)
 5家族の「たたかい」(2)
 6祖母という存在
 7親ではない大人の誰か
 8「異人」との出会いと別れ
 9家族が離れるとき
 10家族の孤独と癒し
 11幸福な家族の条件
 12家族力について
 13夫婦の親和力
 14家族の「喪の仕事」
 15家族の「老い」
 16家族「再会」

内容紹介

家族は「関係」ではなく「存在」であった。いまの自分の問題の解決や改善につながっていく。 

仕事で「愛情エネルギー」を使い切ってしまう父・母、「どうだ、お父さんはすごいだろう!」----父親だけが「自己実現」を果たしている家族(または家族の誰か一人だけが「自己実現」していて、他はその犠牲になっている家族)、父・母が自分の殻に閉じこもり、子は「代理家族」の誰かを外に求めるという家族、祖父母の干渉が強く孫の人間的成長が阻害されている家族。→人は、過去にさまざまな家族体験を有しているが、それらをどのように思い出し、いまどのように捉えているかは、その人の「現在」に関わっています。

著者は、心理学の研究・教育者、カウンセラーとして、自分の外に問題を設定し、それと取り組んできましたが、子どもが陥るさまざまな問題に向かう中で、自分自身の心の探求が十分でないことに気づく。すなわち、「自分がどのような心の傷を持ち、それに対してどのような手当がなされ、その後遺症が現在の自分にどのような形で残っているのか」。その「自己探求の旅」として、著者は自分の家族体験を掘り下げます。子どもの頃、父母、祖父母、姉は自分にはどう見えたか、何を記憶し、どう理解しようとしていたか。老いた親との関係のなかで、家族のあり方はどう変わっていったかなど、「そうでしかありえなかった家族のあり方」への視線を深め、そこに「自分」をあらためて見出していきます。

本書は、このように家族という問題をめぐって、とくに著者自身の家族体験を掘り起こしていく中で、家族と家族の中の個人の問題、そこにおける人の孤独や覚悟といったことなどを、エッセー風の読み物として、16項目ほどの見出しのなかで考えていった本です。

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